
こんにちは、『わたしの手帖』を編集しておりますwatashiです。
今回の記事は「トレンドカラー(流行色)」についてです。
- トレンドカラー(流行色)について知りたい
- 普段のコーディネートに今年らしさを足したい
- 今年のファッションのトレンドカラー(流行色)を知りたい
- 紙やWEBのトレンドカラー(流行色)も把握したい
少しづつ気温も上がり始めて、そろそろ春物も欲しくなってくる時期ですね。最近はインターネットでお買い物をされる方も多いでしょう。沢山の選択肢の中からの買い物は楽しい反面、目と思考を消耗しがちですね。いろいろ迷った時にトレンドカラー(流行色)を参考にされると買い物がちょっとラクに楽しくなるかも知れません。

色彩の資格とアパレルデザイン経験から、気軽に今年らしさを取り入れるためにトレンドカラー(流行色)のお話をさせてください。
トレンドカラー(流行色)とは

「JAFCA」(日本流行色協会)
日本では「国際流行色委員会」の決定を踏まえ「JAFCA」(日本流行色協会)が製品の製造過程を意識して1年半前に国内市場向けカラーとして「レディスウェア」「メンズウェア」「プロダクツ&インテリア」の3つの項目に分けてトレンドカラーを決定させます。
PANTONE (パントン)
もう1つトレンドカラーを発表しているのがPANTONE(パントン)社が出しているパントン・カラー・オブ・ザ・イヤー。PANTONE(パントン) と言えばデザインをされている方なら昔からお世話になっている世界的な色見本帳を出している企業ですが2000年よりWEBを含む各方面に向けてトレンドカラー(流行色)を発信しているようです。

JAFCAの流行色はどちらかと言うと洋服・小物などのアパレル系、PANTONEは雑誌広告紙媒体とザックリ分けるとわかりやすいかな?ただ、PANTONE社としてはアパレルも含め幅広い産業、アイテムをターゲットとしているようです。
2022年春夏(SS)トレンドカラー(流行色)は
JAFCA(日本流行色協会)の発表した2022年の流行色は
ジョリーコーラル Jolly Coral
系統色名:ビビッド・イエロイッシュ・ピンク
カラーコード:#F18D5F
RGB値:241,141,95
HSV値:19,61,95
CMYK:0,41,60,5
マンセル値:10R8.7/11.6
明度の高いオレンジで蛍光色になるようです。イエロー、ピンクも含むので柔らかみやパワーもあり希望に満ちた色だと推測できます。JAFCAの昨年の流行色はゼロホワイトでした。コロナの影響を受け変わりゆくマスクをする日常や霧のかかった先の見えない不安から、安らぎを求める様な象徴的な色彩であったのではないかと思います。新しい時代に向け始めようと言う希望もあったのかも知れません。そんな時代を経て明るい時代へ変化を求める気持ちがこの色を選ばせているのかも知れませんね。
PANTONE (パントン)の発表した2022年のトレンドカラー(流行色)は

ベリーペリー Very Per
色彩名:PANTONE 17-3938 Very Peri(ベリーペリー)
カラーコード:#6667AB
RGB値:102,103,171
HSV値:239,40,67
CMYK:40,39,0,32
活気のある赤紫の色味を帯びたダイナミックで紫がかった淡いブルーの新色です。ブルーの持つ誠実さと不変性、レッドの持つエネルギーと興奮を融合させた幸せで暖かいブルーの色合いは元気を与える新しさの素。やはりコロナと言うパンデミックを経験したからこその強さ、誠実さ、幸せに向かう気持ちを反映したものになっている気がします。色彩からも明るい方へ向けて歩き出したいと言う気持ちが溢れているのではないでしょうか。
2022SSコレクションからのトレンドカラー(流行色)をとらえる
オレンジ

光の加減にもよるのですがクロエ、マックスマーラはJAFCAの指定色にも近いのではないでしょうか。プラダのように差し色で使うオレンジもとても可愛いです。シルバーとの相性もいいですし、夏はホワイトとの組み合わせも素敵ですね。
パープル

コーチのトップスのパープルがPANTONEの指定カラーに近いでしょうか?もう少し青みのあるトッズの色彩も可愛らしいです。ショート丈のワンピースだったりポイント使いをしても今年らしさが出そうですね。夏に向けてシルバーやベージュなどで合わせても涼しげですね。
グリーン

昨年の秋冬の流行でもあったレプラコーングリーン。スプリングコートなど春物もちらほら見かけております。イエローと共に今季もまだまだ流行りそうな気配を感じております。
トレンドカラー(流行色)の使い方
今回はファッションを具体例に紹介しましたが、WEBサイトやブログにもトレンドカラー(流行色)を使うだけで今らしさが表現できるのではないでしょうか。買い替え頻度の高い歯ブラシやメモ帳など。色から癒される効果は案外高いものです。わたしが普段の生活で取り入れているのはマニュキアを2色使い1色は流行色、もう1色はその色に合う自分のお気に入りの色。パッと手元が華やぎ今っぽい雰囲気に。気分も上がります。ちょっと気分が下り目の時にぜひお試しください!
あとがき
学生の頃、色彩学を学び資格を取った時に色もマーケティングの一部なのだと知り少しがっかりした思い出があります。アパレルの仕事をするようになるとそうでなければ困る事を痛感しますが。消費者の立場で考えてみると、トレンドカラー(流行色)を上手く取り入れて旬を感じる楽しみに変えられるのではないかと思います。季節を感じるようにトレンドカラー(流行色)を楽しんでみてください。
参考に
色彩豊かなポリッシュ
色彩資格の参考資料
PANTONE商品

最後までお読み頂きありがとうございました。次の記事でお会い出来たら嬉しいです!
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